「私が間違っているのかも…」と不安になった時に読む、谷川俊太郎の言葉

本日の名言

反対意見を言われて
「私がまちがっているのかもしれない」と思うのは、
「私は正しい」と思いこむのより
健康で建設的です。

発言者:谷川俊太郎(詩人・翻訳家)

谷川俊太郎さんってどんな人?

「言葉の錬金術師」が遺した、人生を軽くするヒント

1931年、東京都生まれ。日本を代表する詩人。 18歳でデビューして以来、70年以上にわたって第一線で活躍し続けました。詩作だけでなく、翻訳、絵本、作詞、脚本など、その創作活動は多岐にわたります。

主な功績と歩み

  • 日本を代表する詩人: 第一詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たし、日本の詩の世界を大きく更新しました。
  • 翻訳家としての顔: 『スヌーピー(ピーナッツ)』シリーズの翻訳としても知られ、その温かくユーモラスな言葉選びは世代を超えて愛されています。
  • 多才な表現者: 童謡『スイミー』の翻訳や、多くの映像作品の脚本を手がけるなど、言葉を使って「人の心に触れる」あらゆるメディアで功績を残しました。

なぜ、今、彼の言葉が必要なのか

谷川さんの詩や言葉には、常に「固定観念から人を解き放つ」力があります。 「こうあるべき」「こうしなければならない」という日常の枠組みから、ふっと肩の力を抜いてくれる。彼の言葉は、迷いの中にいる現代人に、等身大の勇気と、思考のしなやかさを教えてくれます。

私の説明

おはようございます。

2026年6月20日

「私が間違っているのかも…」と不安になった時に読む、谷川俊太郎の言葉

誰かと議論をしている時、あるいは大切にしていた自分の意見を否定された時。

胸がギュッと締め付けられるような、あの独特の痛みを感じたことはありませんか?

「自分の考えを否定されたということは、自分自身が否定されたのと同じではないか?」

「私が間違っているのだろうか?」

そんなふうに、反射的に自分を責めてしまったり、不安に押しつぶされそうになったりすることもあるかもしれません。

今日は、そんな時にふと思い出してほしい、詩人・谷川俊太郎さんの言葉をご紹介します。

「私は正しい」という鎧の重さ

私たちは、誰かに反対意見を言われると、つい反射的に防衛本能が働きます。

「自分は正しいはずだ」「相手のほうが間違っている」と、自分の中に強固な「正しさの鎧」を着込んで、自分を守ろうとしてしまうのです。

この鎧は、一時的には安心感をもたらしてくれます。自分を疑う必要がないからです。

しかし、その鎧は非常に重く、硬いものです。一度その中に閉じこもってしまうと、外からの新しい風――つまり、他者の新しい視点や、状況の変化を受け入れることができなくなってしまいます。

「私は正しい」と思い込むことは、現状維持を保証してくれますが、同時に「成長の停止」も約束してしまうのです。

迷うことは、強さの証

谷川俊太郎さんは、あるインタビューの中でこう語っています。

「反対意見を言われて『私がまちがっているのかもしれない』と思うのは、『私は正しい』と思いこむのより健康で建設的です。」

この言葉に出会った時、私は胸のつかえが下りるような思いがしました。

「間違っているかもしれない」と認めること。それは、自信のなさや弱さではなく、自分のなかに「他者を受け入れるための余白」を持っているということです。

自分の未熟さを認めることができる人には、次なる改善点や、より良い答えが飛び込んでくる「隙間」があります。その隙間こそが、より良い未来を形作るための知的な誠実さであり、本当の意味での「強さ」なのです。

明日からできる、「建設的な迷い方」

とはいえ、否定されることが怖くなくなるわけではありません。大切なのは、その不安な気持ちをどう扱うかです。

反対意見を言われた時、まずはこう考えてみてはいかがでしょうか。

  1. 「そう思うのですね」と一度受け止める反射的に反論せず、相手の視点を一度自分の頭の中に置いてみます。
  2. 「もし間違っているとしたら?」と問いを立てる「間違っている自分=ダメな自分」ではなく、「もっと良くするためのヒントはどこにある?」という未来志向の問いに変換します。
  3. 実験として楽しんでみる自分の考えをアップデートするための「実験」だと捉えてみるのです。

「間違っているかもしれない」という不安を感じることは、今の自分を否定する言葉ではありません。それは、「今の自分より一歩先へ行ける」という可能性のサインなのです。

迷いながら進むことが、人間らしい

正解のない時代の中で、私たちは誰もが迷い子です。

でも、谷川さんの言う通り、揺らぎながら、迷いながら進むことこそが、最も「健康で建設的」な生き方なのだと信じています。

今日、もし誰かの意見に触れて心が揺れたとしても、それは決して恥ずかしいことではありません。あなたはただ、自分を固定せず、常にブラッシュアップし続けようとする、しなやかな強さを持っているというだけのことです。

今日という一日を、また少しだけ新しい視点で歩んでみませんか?

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