本日の名言
終始一貫、笑顔でとおすようにしてごらん。 不運な人、体の弱い人は、ひとしお、笑いに努力するんだ。 笑うにつれて、人生の幸福と幸運がどんどん開けてくるから…。
発言者:中村天風(明治~昭和の思想家)
中村天風さんってどんな人?
日本初の「積極心身道」を提唱し、東郷平八郎、原敬、近年では大谷翔平選手など、多くの政財界やスポーツ界のリーダーに多大な影響を与えた思想家です。若くして結核を患い、世界を巡る修行の末にヨガの聖者と出会い、悟りを開きました。人間の潜在能力を引き出す「心身統一法」を説き、多くの人々を救ったカリスマ的指導者です。
私の説明
おはようございます。
2026年3月17日
「理屈はわかったけれど、どうしても前向きになれない」 「つらすぎて、運を切り拓くエネルギーが湧いてこない」
そんな時、私たちは難しい哲学や心理学よりも、もっとシンプルで、もっと強力な「武器」を必要としています。
シリーズの最後を飾るのは、日本にヨガを広め、多くのリーダーに勇気を与えた思想家・中村天風先生の、魂を揺さぶるようなこの言葉です。
努力すべきは、能力ではなく「笑い」である
天風先生は、人生がうまくいかない人、病に苦しむ人へ向けて、あえて厳しく、そして温かくこう説きました。
「終始一貫、笑顔でとおすようにしてごらん。 不運な人、体の弱い人は、ひとしお、笑いに努力するんだ。 笑うにつれて、人生の幸福と幸運がどんどん開けてくるから…。」
「楽しいから笑う」のではありません。運を拓くためには、「運を拓くために、意志の力で笑う」。この順序が大切だというのです。
なぜ、つらい時ほど「笑いの努力」が必要なのか?
「不運な人こそ、ひとしお努力せよ」という言葉には、天風先生の深い真理が込められています。
- 表情が「心」を引っ張り上げる: 脳科学的にも、笑顔を作るだけで幸福ホルモンが分泌されることが分かっています。つらい時こそ口角を上げることで、沈んだ心を無理やり「幸運の周波数」へと引き戻すことができます。
- 不運の連鎖を断ち切る: 不運な時、人はどうしても暗い表情になり、それがさらなる不運を呼び寄せます。その負のループを断ち切る唯一の「斧」が、笑顔なのです。
- 周囲の空気を書き換える: あなたが笑顔でいるだけで、周りの人の態度が変わり、ワイズマン博士の言う「新しい経験へのオープンさ」や「直感」が働きやすい環境が整っていきます。
「終始一貫」という究極の修行
天風先生が説くのは、一時的な笑顔ではありません。「終始一貫」、つまりどんな状況でも笑顔を貫き通すという「覚悟」です。
これまで学んできた23の知恵を、一つひとつ実行するのは大変かもしれません。でも、「何があっても、まずは口角を上げる」という一点だけに集中するなら、今日から、今この瞬間から始められます。
笑顔は、あなたが自分の運命に対して叩きつける「勝利宣言」なのです。
おわりに:あなたの笑顔が、新しい運命の扉になる
全24回にわたる「名言の旅」も、これで本当の完結です。
行動すること、信じること、管理すること、受容すること……。 迷ったときは、これまで紹介した偉人たちの言葉を思い出してください。そして最後には、鏡に向かってにっこりと笑ってみてください。
「笑う門には福来る」。 この古くからの言葉が、実は人生のすべての成功法則を網羅した真実であったことを、これからのあなたの人生が証明してくれるはずです。
あなたのこれからの歩みが、眩しいほどの笑顔と幸運に満ちたものでありますように!
中村天風さんをもっと学びたい人はこの本がおすすめです!
『運命を拓く』(講談社文庫)