(常に)正しい判断が【稲盛和夫の名言】

本日の名言

(常に)正しい判断ができるようになるためには、「ものさし」となるべき、誠実な人生哲学を持たなければなりません。
その哲学とは「人間として何が正しいか」に基づくもので、公正、正義、やさしさ、思いやり、調和、誠実さなどの言葉で、表わされるものを含んだものであるべきです。
このような人生哲学を、毎日の判断の「ものさし」としていくべきです。

発言者:稲盛和夫(実業家、京セラ・第二電電[現KDDI]創業者)

稲盛和夫さんってどんな人?

1932年1月30日に鹿児島県鹿児島市で生まれ、2022年8月24日に逝去した、日本を代表する実業家、経営者、そして経営哲学者です。

🚀 2つの世界的企業の創業者
鹿児島大学工学部を卒業後、1959年に京都セラミック株式会社(現:京セラ株式会社)を設立。ファインセラミックスの技術を核に、電子部品から情報機器、太陽エネルギー関連製品に至るまで事業を多角化し、京セラを世界的な優良企業へと成長させました。同社の名誉会長を務めました。

さらに1984年、電気通信事業の自由化に際して、第二電電株式会社(DDI)を設立。通信業界に競争をもたらし、後のKDD、IDOとの合併を経て、現在の株式会社KDDIを創業しました。

✈️ JALの再建と経営哲学
稲盛氏の功績の中でも特に注目されるのが、2010年2月に政府の要請を受け、経営破綻した日本航空(JAL)の会長に無報酬で就任したことです。独自の経営手法である「アメーバ経営」と、従業員の意識改革を促す「JALフィロソフィ」を導入し、わずか約3年でJALを再上場に導き、奇跡的な再建を成し遂げました。

📚 経営塾と社会貢献
稲盛氏は、その卓越した経営手腕と哲学から「経営の神様」とも称されます。自身の人生観や仕事観に基づいた「京セラフィロソフィ」という独自の経営哲学を確立し、多くの経営者に影響を与えました。

盛和塾(せいわじゅく): 1983年から、全国・全世界の若手経営者を対象とした私塾「盛和塾」の塾長を務め、多くの経営者の育成に尽力しました(2019年末に閉塾)。

京都賞: 1984年には、人類社会の進歩・発展に貢献した人々を顕彰するため、私財を投じて公益財団法人稲盛財団を設立し、国際的な学術・芸術賞である「京都賞」を創設しました。

その生涯を通じて、技術者としての探求心と、人間として正しいことを追求する高い倫理観に基づいた「人間として何が正しいか」を判断基準とする経営哲学を貫きました。

私の説明

おはようございます。

2026年1月24日

はじめに

京セラやKDDIを創業し、JALの再生も成功させた経営の神様、稲盛和夫氏。彼は、経営や人生における「正しい判断」が、成功の鍵だと説き続けました。

その「正しい判断」を下すために必要不可欠なものとして、稲盛氏が提唱したのが、「ものさし」となるべき人生哲学です。

(常に)正しい判断ができるようになるためには、「ものさし」となるべき、誠実な人生哲学を持たなければなりません。
その哲学とは「人間として何が正しいか」に基づくもので、公正、正義、やさしさ、思いやり、調和、誠実さなどの言葉で、表わされるものを含んだものであるべきです。
このような人生哲学を、毎日の判断の「ものさし」としていくべきです。

— 稲盛和夫(実業家、京セラ・第二電電[現KDDI]創業者)

この言葉は、私たちが日々の生活や仕事で迷ったときに、どうすれば最良の選択ができるかを示してくれる、非常に実践的な教えです。


💡 この名言のポイント解説:判断の軸=「ものさし」

稲盛氏の教えで最も重要な概念は、「ものさし」です。

1. なぜ「ものさし」が必要なのか?

私たちは毎日、大小さまざまな判断を迫られます。

  • 例: 目の前の利益を優先して少しルールを曲げるか?/疲れているが、約束通りに友人を手伝うか?

こうしたとき、「何が自分にとって得か?」「何が楽か?」という基準だけで判断すると、一時的には良くても、長期的には信頼を失ったり、後悔したりします。

稲盛氏は、感情や損得に流されず、常にブレない一貫した「基準」を持つこと。その基準こそが、「人生哲学」であり、「ものさし」であるべきだと述べています。

2. 「ものさし」の中身:「人間として何が正しいか」

では、その「ものさし」には、どんな目盛りが必要なのでしょうか。稲盛氏の答えはシンプルです。それは、「人間として何が正しいか」に基づくものであるべき、という点です。

具体的には、以下の誰もが納得できる普遍的な価値観を含んでいます。

  • 公正: えこひいきをしない。
  • 正義: 間違ったことをしない。
  • やさしさ・思いやり: 相手の気持ちを考える。
  • 調和: 周囲と争わず、協力し合う。
  • 誠実さ: 嘘偽りなく、真面目に取り組む。

これらは、親や学校で教わった、ごく当たり前の倫理や道徳です。稲盛氏は、ビジネスや複雑な問題の解決も、突き詰めればこのシンプルな「善悪の判断」に戻るべきだと説きました。

3. 毎日の判断に適用する

哲学は、難しく考えるものではありません。稲盛氏が強調するのは、「毎日の判断の『ものさし』としていくべき」という、その実践性です。

  • 迷ったとき: どちらの選択肢が、この「公正・誠実・思いやり」の基準に照らして「より人間として正しいか」を自問自答する。

この習慣を持つことで、複雑な問題も、シンプルな「善悪」の目盛りでスパッと判断できるようになります。


🧭 今日から始める「ものさし」の磨き方

私たちは、どうすればこの哲学を自分の血肉にできるでしょうか。

1. 自分の「ものさし」を書き出す

まずは、稲盛氏が挙げた言葉(誠実、公正、思いやりなど)の中から、あなたが最も大切にしたいと思う価値観を3〜5つ選び、書き出してみましょう。これが、あなたの「ものさし」の目盛りです。

2. 判断後に「ものさし」で測る習慣

何かを決断したり、行動したりした後で、立ち止まって振り返ってみましょう。

  • 「さっきの対応は、思いやりに欠けていなかったか?」
  • 「あのときの決断は、自分勝手でなく、公正だったか?」

これを繰り返すことで、あなたの哲学はより強固で、ブレない「ものさし」へと磨かれていきます。


🌈 まとめ:ブレない軸が未来を作る

稲盛和夫氏の名言は、成功や幸福は、特別な才能ではなく、「人間として正しいシンプルな哲学」に基づいた日々の誠実な判断の積み重ねによって築かれることを教えてくれます。

あなたの人生を導く、強固で誠実な「ものさし」を大切にしてください。

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