われわれは等しく【関本忠弘の名言】

本日の名言

われわれは等しく同志であり、仲間であり、戦友なんだ。
だから、やり方や考え方がまずいのであれば、
相手を叩き潰す批判ではなく、
相手をよくしたいという気持ちで批判する。

発言者:関本忠弘(技術者、NEC元社長&会長)

関本忠弘さんってどんな人?

東京大学工学部を卒業後、日本電気株式会社(NEC)に入社し、特にマイクロ波通信の分野で活躍した日本の技術者であり経営者です。彼は1970年代後半に、未来の技術の潮流を見抜き、コンピューター(Computer)と通信(Communication)が融合するという先駆的な理念「C&C(シー・アンド・シー)」を提唱しました。1980年に社長に就任すると、このC&C戦略を経営戦略の核として強力に推進し、NECを半導体やパソコン分野で世界有数の企業へと発展させました。技術開発を重視する「エンジニア経営者」の代表として、NECの国際化と技術力強化を牽引した関本氏の提唱したC&Cは、現在の情報通信技術(ICT)社会の到来を予見したものとして、その先見性が高く評価されています。

私の説明

おはようございます。

2026年1月16日

はじめに

技術者として、そしてNECの社長・会長として世界的な企業を率いた関本忠弘氏。彼は、組織を成長させるには、単なる仲良しグループになるのではなく、互いに意見をぶつけ合う厳しさが必要だと考えていました。

しかし、その「批判」の方法が非常に重要であると、この名言で説いています。

われわれは等しく同志であり、仲間であり、戦友なんだ。
だから、やり方や考え方がまずいのであれば、
相手を叩き潰す批判ではなく、
相手をよくしたいという気持ちで批判する。

— 関本忠弘(技術者、NEC元社長&会長)

この言葉は、職場、学校、サークル活動など、チームで何かを成し遂げようとするすべての人にとって、人間関係を壊さずに成長を促すための最高の指針となります。


💡 この名言のポイント解説:批判の裏にある「思いやり」

関本氏の言葉の核心は、批判は「敵意」ではなく、「愛情」から生まれるべきだという点です。

1. 関係性の定義:「同志であり、仲間であり、戦友」

まず、関本氏は、批判を始める前に、相手との関係性を明確にしています。

  • 同志・仲間・戦友: 私たちは同じ目標に向かって進んでいる「運命共同体」である。

この意識が土台にあることで、「批判」は「個人的な攻撃」ではなく、「共通の目標を達成するための手段」に変わります。相手を自分と同じ船に乗っている大切なメンバーだと認識していれば、むやみに傷つけるような言葉は選ばなくなるはずです。

2. 「叩き潰す批判」とは何か?

これは、相手のミスや弱点を指摘すること自体が目的になってしまった批判です。

  • 目的: 自分の優位性を示す、ストレス発散、相手を傷つける。
  • 結果: 相手は萎縮し、反発するか、心を閉ざしてしまい、成長が止まる。組織全体の士気が下がる。

3. 「相手をよくしたいという気持ちで批判する」

これこそが、関本氏が求める建設的なフィードバックであり、「思いやりを込めた批判」です。

  • 目的: 相手の成長を促す、問題の解決、チームの成果を向上させる。
  • 裏にある感情: 「あなたはもっとできるはずだ」「あなたの能力を信じている」という強い信頼と期待

この気持ちで批判すれば、たとえ厳しい言葉であっても、相手は「自分を思って言ってくれている」と感じるため、素直に受け止め、改善へと繋げることができます。


🗣️ 今日から実践!「よくしたい批判」の伝え方

建設的な批判(フィードバック)を行うために、意識すべき具体的な方法を見ていきましょう。

悪い例(叩き潰す批判)良い例(相手をよくしたい批判)
❌ 感情的・否定的:「どうしていつもそんなミスをするんだ!」⭕ 事実に基づく:「このデータに誤りがあるけれど、どういう経緯で発生した?」
❌ 人格否定:「君は本当に注意力がないね」⭕ 行動の指摘:「チェックリストを導入すれば、このミスは防げると思うよ」
❌ 過去を掘り返す:「前のプロジェクトでもそうだった」⭕ 未来志向:「今回の経験を次にどう活かせるか、一緒に考えてみよう」

批判の焦点は、相手の「人間性」ではなく、「行動」「未来の改善点」に置くようにしましょう。


🌈 まとめ:「戦友」だからこそ、思いやりを

関本忠弘氏のこの名言は、厳しい指摘と温かい思いやりは両立できることを教えてくれます。

あなたが誰かに意見をするとき、心の中で「この人は、同じ目標を持つ大切な戦友だ。この人をよくしたい」という気持ちを込めること。その姿勢こそが、相手の成長を促し、最終的にチーム全体の成功へと導く、真のリーダーシップとなるのです。

関本忠弘さんをもっと学びたい人はこの本がおすすめです!