本日の名言
どんな別れ方をした相手からも、たっぷりの肥料をもらって、育ってきたことを反対に感謝しなければならない。
発言者:瀬戸内寂聴(小説家・天台宗の尼僧)
瀬戸内寂聴さんってどんな人?
日本の小説家であり、天台宗の尼僧です。旧名は瀬戸内晴美(はるみ)。
1922年(大正11年)5月15日、徳島県に生まれ、東京女子大学国語専攻部を卒業しました。
小説家としての活動は1957年(昭和32年)の「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞を受賞したことから始まり、1963年(昭和38年)には自身の体験もモチーフにした『夏の終り』で女流文学賞を受賞し、作家としての地位を確立しました。
幅広い文学活動ののち、1973年(昭和48年)に岩手県平泉の中尊寺で得度し、法名を寂聴としました。その後、京都の嵯峨野に「寂庵」を構え、天台寺住職も務めました。
「忘己利他(もうこりた)」(自分のことは忘れて他人のために尽くす)を信条に、尼僧として法話や社会活動を活発に行いながら、旺盛な執筆活動を続けました。代表作には『花に問え』(谷崎潤一郎賞)、『場所』(野間文芸賞)などがあり、特に『源氏物語』の現代語訳も高く評価されています。
私の説明
おはようございます。
2025年12月14日
別れは終わりではなく、成長の始まり
別れは、痛みを伴うものです。突然の別れ、納得できない別れ、後悔の残る別れ──その瞬間は、心が引き裂かれるような思いになることもあります。
でも瀬戸内さんは、そんな別れさえも「肥料」だと言います。肥料とは、植物が育つために必要な栄養。つまり、別れの経験が私たちの心を耕し、深みを与え、人生を豊かにしてくれるということです。
どんな別れにも意味がある
たとえ傷ついたとしても、その相手との時間があったからこそ、今の自分がある。喜びも悲しみも、すべてが「自分を育てる材料」だったと考えると、過去の出来事が違った色に見えてきます。
「なぜあんな別れ方をしたのか」と悩むより、「あの経験があったから、今の私がある」と受け止める。その視点の転換が、心を軽くし、前に進む力を与えてくれます。
感謝は、過去を癒す力になる
感謝とは、過去を肯定する行為です。別れた相手に対して「ありがとう」と思えるようになったとき、私たちはその痛みを乗り越え、次のステージへと進んでいるのです。
瀬戸内寂聴さん自身も、波乱に満ちた人生の中で多くの別れを経験し、それを糧にして文学と信仰の道を歩んできました。その言葉には、実体験からにじみ出る深い真実があります。
日の自分を育てた「誰か」に、そっと感謝を
もし今、過去の別れに心を痛めているなら、少しだけ視点を変えてみませんか? その人との時間が、あなたに何を残してくれたのか。 その別れが、あなたにどんな気づきを与えてくれたのか。
それに気づいたとき、あなたの人生はまた一歩、優しく深く育っていくはずです。