本日の名言
我々は他人からよい扱いを受けると、自然に、 自分もまんざら棄てたものではない、 自分と我が身を(自分は)もっとよく取り扱うべきである、 そして自分の幸運を傷つけてはならない、 と考えるようになるものである。
発言者:ジョージ・エリオット(19世紀イギリスの女性作家)
ジョージ・エリオットさんってどんな人?
ヴィクトリア朝を代表するイギリスの小説家です。当時は女性作家への偏見があったため、男性名の「ジョージ・エリオット」というペンネームで活動しました。代表作『ミドルマーチ』は、人間の心理や社会構造を驚くほど緻密に描いた傑作として知られ、バージニア・ウルフに「大人のための数少ない小説の一つ」と称賛されました。
私の説明
おはようございます。
2026年3月19日
「自分のことがどうしても好きになれない」 「自分なんて、どうせこの程度の人間だ」
そんな風に、自分自身を雑に扱ってしまうことはありませんか? 自分で自分を愛そうとしても、心に余裕がない時はなかなか難しいものです。
今日は、19世紀イギリスの知性派作家、ジョージ・エリオットの名言から、失いかけた自尊心を取り戻す「心のメカニズム」についてお話しします。
「他人からの敬意」が、自分への評価を変える
エリオットは、人の心が温まる瞬間をこのように描写しました。
「我々は他人からよい扱いを受けると、自然に、 自分もまんざら棄てたものではない、 自分と我が身を(自分は)もっとよく取り扱うべきである、 そして自分の幸運を傷つけてはならない、 と考えるようになるものである。」
私たちは、自分一人の力で「自信」を作らなければいけないと思いがちです。しかしエリオットは、「人から大切にされること」が、自分を大切にするためのスイッチになると説いています。
なぜ「よい扱い」が、自分を救うのか?
誰かに丁寧に接してもらったり、価値を認めてもらったりすると、心の中で次のような変化が起きます。
- 「まんざら棄てたものではない」という再発見: 「この人がこれほど親切にしてくれるのだから、自分には価値があるのかもしれない」と、客観的な証拠を得たような気持ちになります。
- 「自分をよく取り扱うべき」という責任感: 他人が大切にしてくれている「自分」という存在を、自分自身が粗末に扱うのは申し訳ない、というポジティブな責任感が芽生えます。
- 「幸運を傷つけない」という守りの意識: 自分は幸運を受け取るに値する人間だと思えるようになり、自暴自棄な行動で自分の未来を壊すことがなくなります。
優しさを受け取ることも、一つの才能
もし今、あなたが自分を責めてばかりいるのなら、無理に自分を愛そうとしなくて大丈夫です。その代わりに、**「あなたを大切にしてくれる人のそば」**に身を置いてみてください。
- あなたの話を丁寧に聞いてくれる友人。
- あなたの仕事を正当に評価してくれる仲間。
- コンビニの店員さんの、ちょっとした丁寧な挨拶。
そんな小さな「よい扱い」を拒絶せず、心の栄養として受け取ってみましょう。他人から注がれた優しさが、やがてあなた自身の「自分を愛する力」へと変換されていきます。
おわりに:あなたは、大切にされるべき存在である
これまでの連載で、私たちは行動し、覚悟を決め、自分に惚れこむことを学んできました。 でも、たまには誰かに甘え、大切にされることで、自分の価値を「再確認」してもいいのです。
他人の目に映る「素晴らしいあなた」を信じてみること。 そこから、あなたの新しい幸運が再び動き出します。
ジョージ・エリオットさんをもっと学びたい人はこの本がおすすめです!
『ミドルマーチ』(講談社文芸文庫 / 岩波文庫)